今回は株式投資を行う上で重要な指数について紹介したいと思います。
株式投資を始めた最初はどんな情報を取り入れるべきなのか迷いますよね。
そんな投資初心者に毎月確認すべき指数や指標を解説していきます。

投資をはじめてみると色々な情報があり、何を参考にしてよいか分からなくなりませんか?
私も始めたころはそうでした。。。
3年以上株式投資を続けているテレトロが、実際に株式投資を行う上で重要な基本的指標を分かりやすく解説していきます。
今日のトピック
- 雇用統計
- 消費者物価指数
- 国内総生産
- 政策金利
- 株価に一番影響を与える要因はどれ?
雇用統計
まず初めに、雇用統計とは、失業している人数や就業している人数を調査した統計結果です。
内容は「失業率」「非農業部門雇用者数」「週労働時間」「平均時給」などなど多岐にわたります
(参照元:米雇用統計の概要)
特に重要なのは「失業率」と「非農業者部門雇用者数」です。
「失業率」とは労働力人口(16歳以上の働く意志を持つ人達)のうち、失業者の占める割合を示しますが、一点気を付けて欲しい点があります。
それは求職活動を諦めて過去4週間以内に求職活動をしなかった人は失業者とみなされません。
つまり職を失ったが、直近で職探しをしていない人はこの「失業率」にカウントされないので、見かけの失業率は低く見積もられてしまうという難点があります。
次に「非農業者部門雇用者数」ですが、農業部門を除く産業分野で、民間企業や政府機関に雇用されている人の数になります。
自営業や農業従事者は調査対象に含まれません。
消費者物価指数
物価の上昇・下降などの変動を表す経済指数で、「CPI(Consumer Price Index)」とも呼ばれ、米国の場合労働省が毎月中旬に公表しています。(参照元:米国消費者物価指数/CPI (べいこくしょうひしゃぶっかしすう/シーピーアイ))
衣料や食料品など約200項目の品目の価格の変化を調査して指数化したもので、米国国民の生活水準を示す指標のひとつです。
消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための指標で、インフレ率を分析するための最重要指標として、市場関係者からも注目されています。
また、コアCPIという指標は、消費者物価指数の中から、変動の激しいエネルギー関連数値や食料品目を取り除いたものの事を言います。
コアCPIの方が重視される傾向にあります。
一般的に、生産者物価指数(PPI)が売り手側の価格を表すのに対し、消費者物価指数(CPI)は買い手側の価格を表します。
国内総生産
国内総生産(GDP)とは、一定期間内に国内で産出された付加価値の総額です。
(参照元:国内総生産(こくないそうせいさん)とは?)
付加価値とは、サービスや商品などを販売したときの価値から、原材料や流通費用などを差し引いた価値のことです。
すごく簡単に言うと、国内でどれだけ儲けが出ているのかを表した指標になります。
このGDPから国の経済状況の良し悪しを端的に知ることができます。
GDPには物価の変動を考慮するかによって、名目GDPと実質GDPの2つに分けられます。
名目GDP
名目GDPは、対象の期間の付加価値を単純に合計して求めます。たとえ、インフレが起こって貨幣価値が下がっていたとしても、考慮には入れません。
実質GDP
実質GDPは、貨幣価値の変動を考慮に入れて計算します。そのため、より正確な経済成長状況を把握するためには、実質GDPを用います。
基本的には実質GDPを把握しておくと良いと思います。
政策金利
最後に政策金利についてです。
政策金利は株式投資を行う上で一番注視しなくてはいけない指標です。
景気や物価の安定など金融政策上の目的を達成するために、中央銀行(日本では日本銀行)が設定する短期金利(誘導目標金利)のことです。(参考:政策金利)
銀行の預金金利や貸出金利などに影響を及ぼします。
一般的に好景気によるインフレ(物価上昇)傾向になると政策金利を引き上げて経済の過熱を抑え、反対に不景気によるデフレ(物価下落)傾向になると政策金利を引き下げて経済を刺激します。
よく言われていますが、株式と金利はシーソーの関係にあり、金利上昇局面では株価は下がり、金利低下局面では株価の上昇が期待できます。
一番大事な事を言っておくと、株価変動は8割政策金利によって決まります。
企業業績などは二の次なので、投資初心者でも政策金利だけは注視しておきましょう!
株価に一番影響を与える要因はどれ?
先ほども言いましたが、株価を左右する要因は8割政策金利です。
政策金利なんです!
残念ながら企業業績は二の次です・・・・・
3年以上株式投資をやりながら勉強してきましたが、実感させられました。
しつこいですが、もう一度言います。今日はこれだけは覚えて帰りましょう。
株価を左右するのは政策金利。
この政策金利は為替どっどコムでみられるの毎月確認してみて下さい。
・テレトロがどんな銘柄に投資を行っているのか知りたい方はこちらを参考に↓
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